POPAI2021の開催について一言御挨拶申し上げます。

2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いで世界中が大混乱となり、現在も人類とウイルスとの戦いが持続している状況であります。そんな中POPAI2020は一旦お休みさせていただき、POPAI2021は通常開催で準備して参りましたが新型コロナウイルス感染症の終熄のメドはいまだ見通せない状況であります。そこで今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためにオンライン開催とすることにいたしました。現在、冠内圧の計測によりカテーテル検査室内において虚血の原因となりえるかどうかを正確に判定し、更にIVUSやOCTを用いて最適な血行再建をすることが、患者様の予後改善につながる最も有効な方法であることが多くのエビデンスとして示されてきています。従来、Physiologyは治療方針の決定を行うことにその多くの役割が強調されてきましたが、一方でPCIの術中、術後にプレッシャーワイヤーを用いることにより、治療戦略の決定やエンドポイントの選択に利用できる可能性が模索されています。

IimagingにおいてもCT、血管造影,IVUS,OCTなどから得られる内腔情報を用いてFFRに匹敵する情報を模索する方向性が検討され、PhysiologyとimagingはますますFusionしていく様相を見せています。

第6回を迎えるPOPAIでは、このような背景を踏まえ、冠内圧計測そして冠動脈内イメージングを正確に評価、活用するためのtipsを明確に示し、導き出された結果からどのように患者様の予後改善につながるPCIを行うか、大いなるdiscussionをしていきます。

本コース第1日目(金曜日)には岐阜ハートセンターから最新のphysiology and imaging based PCIを中継するとともに、皆さんと討論しながら患者様に最適の治療を提供します。また第2会場からはCTや冠動脈造影からvirtualにFFRを計測する各指標に関しての最新情報を提供します。保険適応となったFFRCT、FFR angioのみでなく、QFR、Angio FFR、OCT and IVUS derived FFR、などの知識の整理をしていただきたいと思います。。

2日目(土曜日)は初日のライブの復習として、第1会場ではphysiologyの基礎と応用を学んでいただく機会を提供したいと考えています。

第2会場ではコメディカルの視点からPhysiologyとImagingについて学んでいただく機会を提供いたします。

成熟したと考えられるPCIの分野において、複雑病変治療の成功は患者様の予後改善に大変重要です。この命題を遂行するにはカテーテル技術習得だけでは十分ではなく、PhysiologyとImagingの理解は必要不可欠といっても過言ではありません。第6回POPAI 2021に2日間参加していただければ、physiologyとimagingに関してのcutting edgeを習得することができます。岐阜ハートセンターのスタッフ一同、皆様の御参加を心よりお待ち申し上げます。

      第6回 PCI Optimization by Physiology And Imaging (POPAI)

                                                       代表世話人   松尾 仁司